灯台記念日は灯台に行こう 【犬吠埼灯台】 訪問日2016年11月1日
銚子の観光と言えば、犬吠埼灯台は外せませんよね。
偶然にもこの日は11月1日、偶然にも灯台記念日で、全国の参観灯台への参観が無料になるそうです。
甘い言葉と無料という言葉に弱い豚耳は、事前にこの情報を仕入れていましたので、当然ながら観光予定に真っ先に入れておきましたよ。
ところがですね、普通に参観料200円徴収されてしまいました。
どうやらWikipediaの情報がガセだったようです。
日本初の白いポストで話題になりましたね。
こちらのポスト、設置が2012年のホワイトデーだそうで、その理由からか、このポストから好きな人に手紙を投函すると、恋が成就するという噂が流れております。
実際には観光客が減った灯台側と、チェーンメールに取って代わられ、不幸の手紙の配達が減った日本郵便の思惑が合致したポストなんでしょうね。
ちなみにこちらのポストから投函すると、オリジナルの消印が押されるようです。
犬吠埼灯台は、世界の灯台100選や、日本の灯台50選にも選ばれており、しかも国の登録有形文化財にも登録されており、歴史的価値のある灯台であるそうです。
そんな重要な灯台の中に入れるなんて、貴重な体験ですよね。
そんな犬吠埼灯台の魅力を、余すことなくお伝えしたいと思います。
では、さっそく中に入ってみましょう。
普通、こういった場所での禁止事項は、日本語の他に英語や中国語でも書かれていたりするものですが、ココは外国人観光客が訪れたりはしないのでしょうか。
たしかに銚子に来てから未だ豚耳は日本語しか言葉を聞いていませんが・・・。
灯台の内部は螺旋階段になっており、人がすれ違うのも困難なほど狭いです。
しかも壁には木の板が張りめぐらされており、外観と違い内部は燃えやすい構造となっています。
万が一火災が起きたら、完全に逃げ遅れてしまいますね。
ぜったいに中でタバコを吸うのはやめましょう。
ちなみにこちらの螺旋階段、九十九里浜にちなんで99段もあるそうです。
『なんだ、99段じゃたいしたことないな。』
いやこれがなかなかキツイんですよ。
狭いうえに階段の段差がビミョーに一定でないものですから。
鉄製の階段というより、ハシゴと言った方が良いような階段を昇ればゴールです。
さて、頂上には何が待っているのでしょうか?
なんとそこは展望台になってまして、見渡す限りのオーシャンビューとなっております。
私はこれほどの素晴らしいオーシャンビューを見たことがありません。
流石は海の安全を守る灯台ならではですね。
午前中まで降っていた雨も止み、すっかり晴れ渡って、はるか遠くの景色まで望めます。
いや~、こうしてみると地球がまるい事を実感できますね~。
実際には高所恐怖症で、景色どころではなかったですけど。(笑)
参観灯台には資料館や展示室が併設されているものが多く、犬吠埼灯台も例外ではありません。
でも、こういった資料館て何故か、ワンパターンですよね。
灯台のミニチュア模型が置いてあったり、日本各地の灯台の写真が展示してあったり、極めつけは近所の幼稚園児からの感謝のモールス信号の手紙が貼られていたりと相場が決まっています。
まぁ、参観料が200円なので文句は言いませんが・・・。
いきなり意表を突かれました。
展示室のほとんどを、この怪しい物体が占拠してます。
よくみると犬吠埼灯台のレンズじゃないのがミソです。
ですが、これとほぼ同じ大きさのレンズが、犬吠埼灯台にも使われているのですから驚きです。
しかも一等レンズを使用する灯台は、なんと日本には5つしかないそうです。
さきほどの一等レンズと比べると、随分と小さいですが、一等から三等レンズを使用している灯台を、大型灯台と呼ぶそうです。
ちなみに四等から五等を中型灯台、六等レンズ以下を小型灯台と区分しているそうで、全ての灯台を合わせると、日本には3,300以上の灯台があるそうです。
こちらは海上保安庁の巡視船の模型ですね。
灯台とは何の関係もなさそうですが、実は日本の灯台は海上保安庁が管理してるんです。
というわけで、灯台資料展示館も海上保安庁色が色濃く残っています。
『灯台のチチ』と呼ばれた、リチャード・ヘンリー・ブラントンの胸像です。
私、外国人の名前を見るといつも思うのですが、どれが苗字なんでしょうね。
明治初期に灯台の技師として、主要灯台の建設に携わったイギリス人です。
元々は鉄道建設に携わっていましたが、灯台建設の方が金になると思ったんでしょうね。
地元小学校のタイムカプセルも置いてありましたが、カプセルの形以外に灯台との関連性はありません。
タイムカプセルで思い出しましたが、豚耳の小学校でも21世紀に向けて校庭にタイムカプセルを埋めましたが、21世紀を目前にして小学校は移転してしまい、小学校跡地には市民センターが建ってしまいました。
豚耳が生きてるうちに、タイムカプセルを掘り起こせる日はやってくるのでしょうか?
そろそろ時間なので、ホテルにチェックインしたいと思います。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。