ちょっとリッチに銚子三昧プラン 【犬吠埼ホテル】 宿泊日2016年11月1日
今回の宿泊プランは、ちょっと奮発して『銚子三昧プラン』をチョイスしました。
このプランは、通常の夕食よりワンランクアップの、地元の食材を使った料理となり、その分料金が高めとなりますが、今回はグルメ目的の旅行でしたので、このプランで予約しました。
こちらのホテル、和・洋・中、それぞれに料理長がいまして、温泉だけでなく料理も自慢の宿だそうです。
夕食は部屋食ではなく、ホテルに併設されているレストラン『浜木綿(はまゆう)』にていただきます。
こちらのレストランは、宿泊以外のお客さんも利用できるみたいですね。
3人の料理長たちが腕を振るった自慢の料理を、気軽にいただけるのは有難いですね。
レストラン浜木綿では、テーブル席の他に、ご覧のような個室の席もあり、落ち着いて食事をすることができます。
しかも向かい側の席とは格子戸で仕切られているだけなので、運が良ければ浴衣美女の姿が相手に気付かれずに見放題です。
まぁ高確率でハゲジジイか金歯ババアですが・・・。
こちらが『銚子三昧プラン』の和食会席料理です。
カミさんは気付いておりませんが、御存じの通り会席料理とは、お酒を楽しむための料理ですね。
何度も言いますが豚耳、飲んだくれのような顔をして、アルコールは飲めません。
ちなみに本膳料理と会席料理の違いは、メシが先に出るか後に出るかです。
席に案内されたときに、飲み物を聞かれたときに気付くべきでした。
ノー天気に『コーラとオレンジジュースで♫』と注文してしまいました。
せっかくのホテルでのディナーを、予約の時点でやっちまた感のある豚耳でしたが、何も知らないカミさんは、チョットづつの料理が、逆に特別な料理と勘違いして満足してましたね。
さすがビンボー人の妻です!!
とにかく普段口にする機会のない料理に違いはありませんよね、今回の食レポには力が入ります。
まずは先付の3品からです。
中央にあるのは銚子の郷土料理である『海藻蒟蒻』です。
コトジツノマタという紅藻を煮詰めただけの料理ですが、蒟蒻と同じような食感と、磯の香りが楽しめる料理です。
右側の品は『のげ海苔』という銚子の特産品です。
コリコリとした食感で、コーラの量も進みますね。
左側の料理は『すくい豆腐とひしお』でして、ひしおというのは見た目は味噌で味は醤油の調味料で、見た目とのギャップが楽しめる味になっております。
まるで見た目はオッサンだけど心は少女みたいですね。
豚耳なら『すくい豆腐とニューハーフ』とネーミングを付けたいです。
ちなみに千葉県は醤油の生産量が日本一で、銚子にはヤマサやヒゲタなどの工場があることからも、『ひしお』のような食材が生まれたのでしょう。
つづいては、お造りです。
見てください、この上品な盛り付けを、魚民でこんなのが出てきたらブチ切れますよね。
でもこれがホテルのお造りとなると、納得してしまうから不思議です。
お造りの種類は右から、天然鯛・金目鯛・鮪・烏賊・梶木の五種盛りです。
この時期の海の幸は脂がのっており、とっても美味です。
焼物は『姫鯛若狭焼き』です。
若狭焼きとは、干した魚を鱗が付いたまま酒をかけ、皮ごとこんがりと焼いた料理です。
一度干した分、旨味が凝縮されており、とっても香ばしく美味しいです。
こちらの白い鍋物は『胡麻豆乳鍋』です。
やはりこちらも白身魚などを使ってあり、豆乳の色と相まって、まるで雪の降る冬の海を連想させます。
豆乳鍋の湯葉がさらにお鍋の具の味を引き立たせ、まろやかな味にさせています。
お品書きの順番から行くと、陶板を紹介したいところですが、残念ながら食べるペースが速すぎたため、料理が焼きあがっていません。
出来上がるまで、先に他の物をいただきます。
何やら陶器に入ったものが運ばれてきましたね。
どうやら『蒸物』のようです。
このホテルでは温かい物は、タイミングを見計らってから料理が運ばれてくるようです。
『すいません、先ほど頼んだライスのお代わりはまだですか?』と、お代わりすらも忘れられてしまうファミレスとは違いますね。
蓋を取ると中身は茶碗蒸しが入っていました。
お品書きによると、『海鮮蟹味噌茶碗蒸し』のようです。
蟹の身や白身魚などがたくさん入っており、濃厚な蟹味噌が味を引き立たせ、まさに絶品な味わいです。
上に載ったイクラの甘さが良いアクセントとなり、『ハーイ』な気分にさせてくれます。
お次は『酢物』です。
お品書きには『秋刀魚博多錦糸巻き』と書かれています。
『おいおい、オレの頼んだのは、銚子三昧プランだよ!』
こんな博多の田舎料理なんか出されては、騙されたカミさんに申し訳が立たないです。
でも安心してください、秋刀魚は回遊魚で、銚子は秋刀魚の漁獲量はそれほど高くないですが、一番脂ののる時期に銚子沖を回遊するので、銚子で獲れる秋刀魚が一番おいしいというのが銚子での定説です。
確かに豚耳の地元のスーパーで売っている、この時期の秋刀魚は銚子産だったような気がします。
まぁ、スーパーの鮮魚コーナーは、頭付きの魚がたくさん並んでいるので、あまり近づかないようにしてますが・・・。
陶板の品が焼けたようです。
蓋を開けると、牛肉とカボチャが姿を現しました。
この牛肉は『しあわせ絆牛』という千葉のブランド牛だそうで、餌にハーブとビタミンEを与えた交雑牛だそうです。
豚耳は、牛の事には詳しくありませんが、口の中に入れると甘さが広がり、食感もとても柔らかく美味しいカボチャでした。
さて、グラスの中のコーラが少なくなったところで、ご飯が運ばれてきました。
豚耳的には少々飲み足りない気分でしたが、あまり飲みすぎてもホテルに迷惑が掛かってしまいます。
飲み足りない分は、風呂上りに飲み直すことに決めて、〆のゴハンを口にします。
赤飯のような御飯は実は、シラスと小豆の炊き込み御飯で、なんとお替り自由なんです。
あまりの美味しさに、3杯も食べてしまいましたよ。
決して晩御飯の量が少なすぎたわけではないですよ。
こちらは『香の物』です。
見た感じ野沢菜としば漬けでしょうか。
流石に銚子ならではの食材というわけではなさそうですね。
まぁ豚耳、漬物嫌いですから、これはこのままカミさんにプレゼントします。
銚子三昧の最後を飾るのは『鰯のつみれ汁』です。
やっぱり海鮮料理の〆を飾るのはコレですよね。
鰯には、頭をよくするDHAや、血中コレステロールを下げるEPAが多く含まれており、豚耳にはピッタリの食材です。
食後のデザートは、一口サイズのケーキや和菓子、フルーツなどで、口当たりもよく美味しかったです。
ただ豚耳、予想では銚子らしく、醬油味のアイスクリームを期待していたのですが、さすがにホテルのデザートでは、そんな変化球勝負は仕掛けてこないですね。
醤油味のアイスクリームは別の機会に期待します。
自分が食べている料理が、飲んだくれメニューだとつゆ知らずに、満足そうに食事をするカミさんです。
今まで酒が飲めないのを理由に、会費だけ払って忘年会に出席しなかった豚耳は、初めて酒飲みがこんなオイシイ思いをしていることを、初めて知りました。
国はもっと呑兵衛と愛煙家から税金をとっても良いのではないでしょうか。
その分、入湯税など訳の分からん税金は廃止してください。
ちなみにホテルの料理で足りなかった人には、レストランの他にラーメン店も併設されていますので、安心してください。
さて一夜明けて、今度は朝食の時間です。
朝食の場所はレストランではなく、『彩雲の間』という披露宴会場です。
朝食はバイキング形式で、当然のことながら、料理の周辺には人だかりができており、写真が撮れるような状況ではありません。
仕方なくホテルのホームページから写真を拝借きました。
ホテルの朝食バイキングといいますと、、いかにも朝食というメニューばかりで、種類も少ないのが当たり前となっておりますが、ココは違うんです。
ハッキリ言って夕食より満足度が高いんです。
さすが披露宴会場なだけあって、かなり広いですね。
ホテルによっては食事の時間が二部制になっていたりと、落ち着いて食事をすることが出来なかったりしますが、料理のカウンターにこれだけ多くのスペースを割いても、これだけ席に余裕があるのは嬉しいですね。
さて豚耳も老人たちを蹴散らし、料理を盗って来たいと思います。
見てください、このアイテムの多さ。
最初は遠慮してこれだけ持ってきましたが、実は豚耳、このあと2回もオカズを取りに行っているんです。
それでもメニューの半分の種類も制覇できませんでした。
何といってもこのホテルの朝食の凄いのは、朝からマグロやイカなどの海鮮が食べられるのです。
頭の付いていない魚が大好物の豚耳としては、まるで竜宮城にでもいるような気分です。
まぁ、目の前にいる乙姫様は、残念ながら間違えて自ら玉手箱を開けてしまったようですが・・・。
さぁて、お腹も膨れたので、乙姫様を連れて銚子観光2日目に出発です!
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