ラーメン 一力 宇都宮大通り店 訪問日2015年12月16日
深夜の大都会を徘徊した豚耳は、空腹に耐えながら飲食店を物色していると、何やらラーメン店の看板が見えてきました。
『らーめんーか』変わった名前のお店です。きっと店員がタカ&トシみたいなボケツッコミを見せてくれるのでしょう。
『旨塩』『醤油』『つけ麺』の3品は、並盛・大盛・特盛のいずれも700円で食べられるらしいです。
『お得かっ』どうやら豚耳には、お笑いのセンスは無いようです。
さっそく店内に入ると店員さんに『先にショッケンをお買い求めください』と言われ、意味が解らず動揺していると、すぐ後から常連らしき人物が…。
その人は入口にある機械のボタンを押して、何やら切符のような物を購入しました。
『流石は大都会宇都宮、席に座るだけで金取るのかよ?』
カミさんの疲れ具合からして、ここは指定席を購入するべきか迷うとこです。
『私グリーン車がいい…』女は甘やかすとツケアガリます。
よく見るとグリーン券のボタンはおろか指定席のボタンすらありません。あるのはラーメンの名前ばかりです。
『すいません指定席はどれですか?』
『予約以外のお客様は、好きな席にどうぞ。』
何だよ!好きな席に座っていいんじゃん!
『あのぅ…ショッケン…』
この機械で食券というものを購入して、ラーメンを作ってもらうシステムらしいです。
そうと分かれば早速、どれにするか決めようと思います。
初めてのシステムに迷いながらもボタンを押そうとした瞬間、隣にあるボードが目に入ります。
『全重量1kg以上?』
ニンニクとスタミナの文字に騙されるところでした。私の胃袋では、半分がやっとです。
『スマン…今夜はスタミナ不足かもしれない…。』
隣でカミさんの溜め息が聞こえます。
仕方なしに他のメニューに変更して食券を購入し席に座ると、店員さんが目にも留まらぬ早技で食券を千切ってしまいました。
『おいおい、許可もなく勝手に食券を千切るんじゃねーよ!』
一瞬、頭に血がのぼりましたが、『郷に入れば郷に従え』という言葉もあります。
ここは我慢して、相手の出方を伺います。
宇都宮もトンコツ系のお店が増えてきました。豚が世界征服する日も、きっと遠い未来の事ではないでしょう。
ラーメンの食べ方が書いてあります。
こうは見えても毎週ラーメンを食べ歩いている豚耳です、こんな事言われなくても分かっているつもりです。
『りんご酢ってなぁに?』
カミさんのオーダーした味噌ラーメンです。真っ白に染まったスープは、まるで温泉のようです。
腰痛・リウマチ・血行促進に効果があるようです。
私がオーダーした『醤油ラーメン 大盛』です。
『おい豚耳、今日は味噌ラーメンじゃねーのかよ!』と言う声が聞こえてきそうですが、偶然にも味噌ラーメンが続いただけで、そもそも大好物はカレーライスです。
次に好きな食べ物は、海鮮丼です。
オススメの通りに、ニンニクを投入します。
『えっ?味見もしないで、いきなりニンニクを入れて大丈夫かよ。』
心配いりません。私くらいのラーメン通になると店に入った瞬間から、座席の配置・店主の人柄・お客さんの服装などで大体の料理の味は分かります。
ではまずはスープをいただきます。
『………………』
ニンニクの投入量を誤ったようです。
醤油ラーメンがニンニクラーメンに変わってしまいました。
新しいジャンルのラーメンが誕生した瞬間です。
新しいジャンルに心躍らせながら、更に驚きが襲います。
なんとこの麺、ニンニクの風味がするではありませんか、トンコツスープばかりをアピールしてますが、ニンニクラーメンをもっと前面に出して欲しいです。
お次はメインディッシュの餃子です。色・大きさ共に普通の印象ですが、味に自信があるからこそ、あえて見た目では勝負しないのでしょう。
期待で胸がFカップに膨らみます。
オイオイ、この餃子ニンニク入れ忘れているよ!
ニンニクの入っていない餃子なんて、味噌の入っていない味噌ラーメンみたいなものです。
ラーメンの味が絶妙な分だけ、とても残念です。
麺のニンニク風味は薄れてきましたが、隠し味程度なのでこんなもんでしょう。
スープも舌が慣れたせいか、ニンニクを入れ過ぎた失敗を帳消しにしてくれました。
皆さんはニンニクの入れ過ぎに注意してください。
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