豚耳さんぽ

やあ (´・ω・`)
ようこそ、豚耳さんぽへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このブログを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このブログを作ったんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。

おおぎや 下戸祭店        訪問日2016年1月6日



今年の抱負は、『日本に居ながらにして、世界各国の料理を食べ歩きしよう。』

豚耳達の住んでいる宇都宮にも、誰も知らない国の、訳の分からない料理が眠っているはずです。

今年はそんな不思議な料理を紹介出来たらと考えております。


そうと決まれば、まずは候補のお店を決めなくてはなりません。記念すべき第一号になるお店です、カミさんとの討論にも熱が入ってきます。


『腹減ったブゥ~』


腹が減っては考えもまとまりません。空腹を満たすために、深夜の街へくり出します。





とりあえず企画段階とはいえ、中途半端なお店を紹介する訳にはいきません。

世界の料理シリーズの栄えある第一回目が『日本の牛丼』では笑われてしまいます。


『豚耳よ、俺ァ~牛丼一杯にも魂込めて作ってるんだよ、牛丼を馬鹿にすんじゃね~よ!』と、すき家の店員に怒られそうですが、所詮牛肉料理、豚肉の敵ではありません。


そんな事を思いながら歩いていると、歩道橋の塗装工事の現場に出くわしました。

外は氷点下の寒さの中、市民の皆さんが安全に歩道橋を利用できるように、一生懸命に頑張る工事関係者には頭が下がる想いです。


『よし!栄えある第一回目は、寒い中頑張る方達に送る、世界の料理にしよう。』





そんな訳でシリーズ第一号は、中華料理の中から『ラーメン』をお送りしたいと思います。


今回訪れたのは、以前にも紹介しました『おおぎや下戸祭店』です。

やっぱり昨年、初訪問した時に食べた衝撃と、家から歩いて行けるのと、深夜0時に開いてるお店ということで、2016年最初の店に選びました。


まあ…この時間に歩いて行ける近いお店が、たまたまココなんですけど…。





暖簾をくぐると店内は、お客さんの姿が見えないほど、店員さんで溢れています。

何とか窓際の席が空いていたので、迷わず席に座りメニュー表を手に取ります。






相変わらずメニューが豊富で、いつもなら悩んでしまうところですが、今回は予めメニューを決めて来ましたので、迷わずオーダー出来ます。

再訪問の強みですね。


『スンマセン、きのこラーメン!』


『販売終了したんですけど…』





いつの間にか白菜ラーメンに変わっていました。季節の移り変わりって、ホントに早いッス。

そんなワケで応用が効かない豚耳は、前回と同じメニューをオーダーすると、カミさんもメニューを決めるのに迷ったらしく『私も前回と同じもの!』と注文しました。


さすがに店員さんは、困ったらしく『すいません、自分入ったばかりなので…』


例え前回この店員さんが居たとしても、こんな奇妙な夫婦の事など、すぐに記憶から消し去りたいことでしょう。





いつものようにラーメンが出来上がるまで、テーブルの上を漁ります。

『コレは何だろう?』

気になった物は確かめないと気が済みません。

もしかするとイナゴの佃煮が入っているかもしれません。

恐る恐る蓋を持ち上げてみます。





『ぎゃあぁぁぁ~』

なんと容器の中身はカリカリ梅です。なぜラーメン屋にカリカリ梅なのでしょうか。

そういえば先程から不思議な感覚に襲われています。それはまるで異次元の世界に迷い込んだような感覚です。





店内を見渡すと雰囲気が古いのです。壁がトタン造りなのです。






店の奥には『オロナミンC』の看板が飾られています。その割にはオロナミンC自体がどこにも置いてありませんが。


そういえば店の有線からは、三木道山の曲が流れています。





ソーコーしているうちに、注文したものが出来上がりました。

カミさんがオーダーした、『前回と同じもの!』です。

これを調べる為に、ブログを最初から読み直してしまいました。


簡単に検索できるように、ムラゴン管理人様、よろしくお願いします。





その点、豚耳は味噌系のラーメンしか注文しませんから、調べるのは楽です。

前回と同じメニューは『マル得みそ大盛り』です。


これだけの具材が載って839円は、かなりのサービス価格です。

このお値打ち価格のしわ寄せが、従業員の待遇に影響していなければ良いのですが…。





前回と同じく、餃子と小ライスもオーダーしました。

なんと小ライスは無料で、しかもおかわりも一回まで無料なんです。

こうなりゃ多少のブラックさには目を瞑ります。




先ずは箸を付ける前に、ニンニクの投入です。

こちらの店では、ニンニクの風味が損なわれないよう、客がニンニクを直接潰して入れられるようにしてあります。

これはきっとラーメンを美味しく頂いて欲しいという思いと、最低賃金が上がり、これ以上人件費を掛けたくないという店主の思惑が垣間見えます。





相変わらず深い味わいのあるスープです。

数あるラーメンの中で、味噌ラーメンこそが『おおぎや』の真骨頂ではないでしょうか。

この味に辿り着くために数々のドラマがあったことは、容易に伺い知れます。





麺は中太のちぢれ麺で、堅過ぎず柔過ぎず丁度良い茹で加減です。

まさに職人技と呼べる仕上がりです。





餃子も絶妙な焼き加減です。中身の具材の良さを生かし、旨味を最大限に包み込んだ皮が舌触りもよく、言葉では言い表せない味になっています。





また来年、必ず再訪することを固く誓ったのでした。