すぎのや本陣 宇都宮インターパーク店 訪問日2016年1月10日
1月だと言うのに連日最高気温が10度を超え天気も良いので、久しぶりに買い物に出掛けます。
某ホームセンター内で買い物をしていると突然、叫び声と共に逃げ惑う人々の姿。
何があったのかと叫び声がする方に目を向けると、目を疑うような光景が…。
何故か店内には恐ろしい姿をしたライオンの姿が…。
『あっ!あぶない!』
大変なことが起きてしまいました。逃げ遅れた親子が、獰猛なライオンに捕まってしまいました。
豚耳もなんとか救出を試みましたが、普段でも大きなライオンが二本足で立つことで、さらに大きく感じてしまいます。
残念ですがこの親子には諦めてもらって、この場は退散します。
やっとの思いでライオンから逃げると、お腹が空腹で鳴っています。
日曜日の昼時という事もあり、周囲の飲食店は長い行列で殺気立っています。
『ゴールデンウィークのテーマパークじゃあるまいし、並んでまで待てるかよ!』
探すこと小一時間、やっと待たずに食事にありつけるお店を見つけました。
こちらのお店は和食がメインのようです。
普段は海外の料理ばかり食べている豚耳夫妻には、ショーケースに並べられたメニューが、とても新鮮に目に映ります。
店内に入ると先程のライオンの話題で持ちきりです。
どうやらペットショップの売り場から逃げたライオンのようです。
それよりも、あの親子の事が気になりますが…。
気を取り直してメニュー表を手に取ります。
たくさんのメニューを扱っていて、まさに死角なしと言ったところでしょうか。
和食のメニューとしては、ほぼ全てのメニューを網羅してるのではないでしょうか。
本日は気温が高いこともあり、こんな日はやはり、冷たい物が欲しくなります。
今回はすでにオーダーするものが決まっていたので、すぐにカミさんが店員さんを呼びます。
『すいませ~ん。(ピ~ンポ~ン)』
相変わらずせっかちな奴です。呼び出しボタンの意味を全く理解してません。
無事注文をして、できあがるまでお茶で胃袋を満たします。
それほど待たずにして、カミさんのオーダーした『とろろそば』が運ばれてきました。
カミさんの胃袋を満たすには、ちょっと量が少ないかもしれません。
続いて私のオーダーした『ざるそば 横綱』です。
2.5人前の蕎麦の量を目にした時、激しい絶望感に襲われました。
胃袋を破壊するほどの凶暴性に、食べる前から既に戦意を喪失しています。
カミさんの顔から不適な笑みこぼれます。
覚悟を決めて箸を付けようとしたその瞬間、信じられない光景を目にしたのです。
『蕎麦湯です。熱いので気を付けてください。』
オイオイ、いくら何でも早過ぎやしないかい?
今は熱くても、食べ終わる頃には冷めちまうよ。
気を取り直して、蕎麦を口に運びます。
最初は横綱盛りの威圧感に圧倒された豚耳ですが、喉越しの良さにだんだんテンションは上がり、みるみるうちに蕎麦の量は減ってゆきます。
『さあ、あと少しだ。』
もう少しで完食のところで、ふと顔を上げると、カミさんが殺気立った目で見つめています。
『…もう、お腹いっぱいです。…助けてください。』
『あら、それじゃ仕方ないわね♪』
カミさん方が、猛獣ライオンよりも怖かったです。
蕎麦湯で胃袋の隙間をなんとか埋めますが、湯気が立たないほど冷めてしまった蕎麦湯は、けっこう飲むのがツライです。
時には満腹よりも夫婦円満の道を選ぶことも必要ですね。
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