もう庶民には戻れない 【ホテルニュー塩原】その2 訪問日2017年2月8日
前回もお伝えした通り、ホテルニュー塩原は全部で3つの建物からなる超巨大ホテルなのです。
どのくらい巨大なのかと申しますと、総客室数が271室もあるそうです。
もし満室にでもなれば、楽に500人は超えてしまいます。
しかもこのホテル、とても変わっておりまして、建物によって自分の今居る階数が変わってしまうのです。
『おい豚耳!何言ってるのか分かんねーよ!』
宿泊していた豚耳でさえ、わけわかんなかったのですから仕方ありません。
豚耳の泊まったB&Hから湯仙峡のお風呂へ行くのに、エレベーターを3つも乗り継いで行くのです。
実は豚耳、予約の時点でこの事は知っていましたので、チェックイン時に部屋を勝手に変えられてしまって、機嫌が悪くなったのはそのためです。
フロントのあるフロアから、エレベーターで下の階に降りて4階のフロアに着いたのには、やはり違和感がありますね。
そもそもホテルに入ったらそこは2階だった時点で、頭が混乱していたのですが・・・。
それはそうと、部屋の前に到着です。
さて、この部屋は豚耳を満足させることが出来るのでしょうか。
玄関を入ると、いきなりそこはリビングです。
いやこれがリビングと言っていい物でしょうか、とにかく狭く、まるで応接セットです。
見た感じ広さは4畳半ほどしかないです。
これじゃくつろぐどころか寝るスペースさえも確保できそうもありません。
これじゃアップグレードではなく、ダウングレードです。
さっそくフロントに文句を言いたいところですが、この部屋には電話すらありません。
何故かふすまの奥からカミさんの声が聞こえてきます。
『早く着替えて、温泉に入るよ。』
いやぁ~、おかしいなと思っていたんですよ。ちゃんと奥に和室がありましたね。
ただ8畳の和室が相場的に高いのか安いのか分かりませんが、予約したのが安いプランとは言え、夫婦二人2食付きで17,200円のプランですよ。
グレードアップした部屋がこの程度だとすると、豚耳が最初に予約した部屋は、いったいどの程度グレードダウンしていたのでしょう。
もしかするとこのホテル、実は塩原でも有名なボッタクリホテルで、最初はカプセルホテルのような部屋で、お金を踏んだくろうとしたのかもしれません。
しかし、豚耳の鋭い眼光を見たフロント係が、慌てて部屋をグレードアップしたのではないのでしょうか。
まさかこんなことで豚耳の、目つきの悪いド近眼が、役に立つとは思いませんでした。
さすがアップグレードなお部屋です。
なんとナノイー搭載の空気清浄機と簡易肩もみ器が置いてあるんです。
『おいおい、いくら豚耳が目つきの悪いド近眼だって、そこまで気を遣う事ないんだぜ。』
豚耳たちだけ特別待遇を受けたら、カプセル部屋を当てがわれた、他のお客さんに申し訳ないです。
豚耳がひとりごとを言ってる間に、カミさんは浴衣に着替え終えておりました。
いやあ~、浴衣を着ると見違えますな。
これが家の中ではパンツ1枚で歩き回る人と、同一人物とは思えないほど変わりました。
自分の妻ながら惚れてしまいます。
できる事なら家の中でもパンツ姿ではなく、浴衣姿で過ごしてほしいものです。
それはそうと、温泉に入る前にトイレに入っておかねばなりません。
『うお~!なんじゃこれは~!』
マジでビビりました! トイレかと思ってドアを開けたら、そこはベッドルームじゃありませんか。
豚耳はこんな部屋に泊まったことないから詳しくないですけど、これってスウィートルームと呼ばれる部屋ではないでしょうか。
正真正銘、グレードアップしてたんですね。
こんな素晴らしい部屋、ひとり頭わずか8,600円で泊まれるなんて、運がいいですね。
おかげさまで今回の記事の方向性が見えてきました。
玄関の扉の裏に掲げられていた【館内非常退避図】を見ると、豚耳たちの部屋が、このフロアで一番広いのが分かります。
これを見ると、せまいカプセル部屋に宿泊する、庶民の人たちに同情してしまいます。
スウィートルームに宿泊する豚耳としては、ホテル内を歩くときも、恥ずかしくないように、浴衣の着こなし方にも気を付けなければなりません。
『おっとそうだ、トイレ、トイレ』
そうです、トイレに行きたかったんです。
間違っても温泉の中でオシッコをしたら、庶民たちに馬鹿にされてしまいます。
洗面所がありました。
さすがスイートルーム、洗面台の流しが2つもあります。
これなら朝起きて顔を洗う時も、カミさんと喧嘩にならずに済みそうですね。
さっそく右側を豚耳専用にしたいと思います。
さぁ、トイレはすぐそこです。
おっとここはバスルームだけのようですね。
ビジネスホテルにあるような、トイレが一緒のタイプではないようです。
これなら安心してのんびりと長風呂ができそうです。
まぁ、温泉宿に来てまでわざわざ、部屋の風呂に入る気もないですが、ビジネスホテルに宿泊するときは、決まって豚耳が風呂に入っている時に限って、カミさんがトイレを使うんです。
その度に豚耳は、全裸で風呂から追い出されてしまいます。
ビジネスホテルに泊まると、それだけでテンションが下がります。
ホテルの客室風呂で、洗面器を置いてあるのは珍しいですね。
しかも木製の湯桶とは、なかなかシャレオツです。
自分に自信が無くて大浴場が利用できない方には、うれしい心遣いですよね。
しかし豚耳は恵まれていることに、その部分に関しては、みんなに自慢したいくらいに恵まれているんですよ。
まぁ、スウィートルームに泊まるような男です。たとえハダカになっても、庶民の前では常に堂々としていたいものです。
やっとトイレを見つけました。
スィートルームなのに、トイレは思ったより質素ですね。
純金製の便器か、金箔で出来たトイレットペーパーを想像していたのに・・・。
残念ながら『じゃらん』での評価は下げようかと思います。
さて、用も足しましたので、大浴場に向かいたいと思います。
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