夏目漱石の小説の舞台に行ってきた 【柴又帝釈天】訪問日2017年5月16日
今回から新シリーズとして、東京は葛飾区にある『柴又帝釈天』に行ってきました。
ええ、あの夏目漱石の『彼岸過迄』に登場した帝釈天です。
さすが有名な小説に登場した地ですね、この日は平日というのに、大勢の観光客で賑わっていました。
『おい豚耳、賑わっているにしては、観光客の姿がほとんど写ってねーだろ!』
実は豚耳、夏目漱石のファンでして、財布の中にはブロマイドが常に2,3枚は入っているほど大好きでして、あまり夏目漱石の悪口は書けないんですよ。
以前、福沢諭吉の批判をしたところ、財布の中から福沢諭吉のブロマイドが消えてしまった過去があって、それ以来福沢諭吉のブロマイドが手に入りません。
どなたかお持ちでしたら、千円ぐらいで譲っていただけないでしょうか。
柴又帝釈天は、江戸時代初期寛永6年に日蓮宗寺院として創建され、18世紀末頃に当寺の帝釈天が信仰を集めるようになり『柴又帝釈天』となったそうです。
過去を振り返る歴史が苦手な豚耳には、どうでもいい話なので、寺の歴史には全く興味ありませんが、帝釈天という名前なんとなく強そうな名前ですね。
調べてみたらこの帝釈天、実はヒンドゥー教の神でありまして、同じヒンドゥー教の神である阿修羅の娘を嫁にもらったそうで、しかも父阿修羅とは、しょっちゅう殴り合いのケンカをしていたそうです。
ヒール(悪役)としてのイメージが強い阿修羅、しかも義理の父親を年がら年中、ぶん殴っていたんですよ。
もうね、強いを通り越して、ど畜生ですよ。
きっと帝釈天は、金髪でサングラスをかけていて、口ひげを生やし金のネックレスをぶら下げた、小太りの30代だったに決まっています。
ええ、よくニュースなんかで目にする、警察に連行される容疑者のようなヤツです。
実は帝釈天が極悪と裏付ける証拠がありまして、悪人と言えばやっぱり彫り物ですよね。
実はこの帝釈天の建物、アッチコッチに彫り物が施されているんです。
ではこの豚耳が、帝釈天の自慢の彫り物を、少しだけ紹介していきましょう。
実は帝釈天の彫り物を見学するのに、なんと現金が必要なんです。
彫り物を見せびらかした上に、お金を巻き上げるなんて、なんて極悪非道なんでしょう。
よく観光客たちが黙っていますね。
そういえば柴又帝釈天の縄張りに入ってからというもの、やたら黒い服を着たスキンヘッドの男たちを目にするのは気のせいでしょうか。
見てください、この立派な彫り物を。
これは大正11年から昭和9年にかけて、加藤寅之助を始めとする総勢10人の有名な彫師たちが彫った作品なのです。
しかも建物の東北西の全面に施されているのです。言い換えれば、顔以外全身に彫り物が施されている状態です。
これだけ立派な彫り物、さぞかなりのお金がかかったでしょうね。
まさか、彫り師を脅して無償で彫らせたのではないでしょうね。
大客殿という建物の内部です。
まるで兄弟の杯を交わすときに使われる部屋に似ております。
しかしここまで豚耳、ここを帝釈天のアジトみたいな言い方をしてきましたが、冷静に考えてみれば、ここはお寺なんですよね。
そもそも柴又帝釈天は、正式名称を経栄山 題経寺と言いまして、黒い服を着た人やスキンヘッドの人が境内をうろついても、何の不思議はないんですよね。
さあ今度は柴又帝釈天を出て、参道にある商店街を歩いてみます。
この商店街、とある映画の撮影地になったみたいで、コアなファンたちが訪れるそうですが、この日の人通りをみると、あまり有名な映画ではなかったようですね。
まぁ東京都と千葉県の境にある商店街と宇都宮市の中心地にある商店街を比べるのもアレですが、ハッキリ言ってオリオン通りの方が人通りの数がハンパなく桁違いです。
折角映画のロケ地で気を良くしているところ申し訳ないのですが、オリオン通りは映画のロケ地にならなくても、通勤通学の人達のおかげで、早朝の人通りだけは多いですからね。
まぁ、シャッター通り商店街が増えている昨今、ココの商店街は、かなり健闘している方だとは思いますが・・・。
こちらは亀家本舗という団子屋の総本家です。
総本家があるのなら、分家があっても良さそうなものですが、街中を見渡しても赤ちゃん本舗はあれど、赤ちゃん分舖は未だかつて見たことがありません。
まぁ、こんな小さな商店街の店ですから、事を大きくする気はさらさらありません。
休憩所があるようなので、お団子を食べながらひと休みしたいと思います。
誰か有名人の写真でしょうか、いちおう芸能界通の豚耳ですが、初めて見る顔ですね。
写真の貼り方の雑さから見ても、あまり有名人ではなさそうです。
もしかすると、タダの団子好きなあんちゃんだったのかもしれないですね、あまりに美味しいと褒めちぎるので、感激した店主がその時の様子を写真に残しただけかもしれません。
とりあえず休憩が済んだので、先へ進みたいと思います。
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