はま寿司 宇都宮中戸祭店 訪問日2015年12月6日
『久しぶりに、お寿司が食べたい』
カミさんのお願いに逆らえない豚耳は、家から歩いて行ける距離にある、『はま寿司 宇都宮中戸祭店』に訪問しました。
ちなみに豚耳、お寿司なんてしばらくご無沙汰してたので、どんな食べ物なのかも忘れかけていました。
店内に入ると何やら、寿司屋には似つかわしくない機械が置いてあります。
テレビではないし、ゲーム機でもなさそうです。
謎が解けぬまま店員さんがやってきて、そのまま席に案内されました。
席に案内されると店員さんが『ご注文方法は御存知ですか?』と聞いてきた。
田舎者だと思って馬鹿にすんじゃねーぞ!豚にもプライドがある。
『ええ、大丈夫ですよ。』不安がるカミさんをよそに、私はそう答えました。
『豚耳くん注文の仕方、知ってるの!?』亭主の株を上げる最大のチャンスです。
隣の席のオネーサンにもカッコ悪い姿は晒せません。テーブルの周りを見渡すと、テレビ画面のような物が…、
『そうか、コレで食べたい物を選んで注文するのか。』
早速、好きな物を選んで呼出ボタンを押します。
『ピ~ンポ~ン』店員さんがやって来ました。
『ア~、キミィ~、とりあえずマグロとサバとエビを持ってきてよ。』
『……』
どうやら注文方法が違ったようです。
注文方法を教わり、今度は間違えずにオーダーします。
『ゴチュウモン、アリガトウゴザイマス。』
オイオイ、寿司屋での返事は『アイヨッ!』だろ!。そんな返事じゃ魚が腐っちまうよ。
日本の良き文化が薄れてゆきます。大体『あがり』すら出されてません。
『あがり』もセルフサービスです、見渡すと『板さん』の姿もありません。
寿司屋とは本来、人と人とのふれあいを大切にするトコではなかったのでしょうか。
よく見ると、お寿司すらもベルトコンベアのようなもので流れてきます。
『お客とのふれあいを大切にしない店は、けしからん!』
しばらくするとテレビ画面から声が、『マモナク、ブリ、ヒトサラ、トウチャクシマス。オトリワスレニ、ゴチュウイクダサイ。』
日本語がカタコトだけど、どこの国の出身でしょう?。遠い異国の地で頑張っていると思うと、今までの怒りは吹き飛んでしまいます。
なぜかお皿の上には2カンづつ乗っています。ひょっとしたら板さんが気を使って、カミさんの分も握ってくれたのかもしれません。
姿は見えぬとも、お客さまに対する想いが、ヒシヒシと伝わってまいります。
赤い肉片の上に、白ごまが振りかけてあります。食べると生肉を醤油で味付けした物らしいです。意外と臭みは無く美味しいです。
続いては、赤とピンクの色合いがキレイです。どこか筋肉の部分でしょうか?。食感はとても柔らかいです。
コレは食べたことがあります。日光駅の駅弁で似たようなのを食べました。
これは何の肉片でしょう?一応火を通してあるみたいですが、得体の知れない物体に恐る恐る手を出します。オレンジ色のゼリーが一層恐怖を駆り立てます。
『アレッ?これって実は魚じゃね?』ここで謎は吹き飛びました。
よく見るとメニュー表らしき物があり、寿司屋という店は、生魚をご飯の上に載せて提供するお店だったのです。
そうとわかれば安心して食べられます。ここからペースアップです。
カニの肝膵臓です。よく脳みそと勘違いされる人がいますが、かにの脳味噌は、そんなに多くありません。
生エビだそうです。見れば分かります。
マグロと称する魚は、今や都市伝説にもなっている、あの深海魚でしょうか…。
カミさんが衝撃的発言。『アタシ、今日は天ぷらを食べたい気分なの。』
オイオイ、寿司じゃなかったのかよ。
カミさんが満腹になったところで、禁断のメニューに手を出します。
寿司屋に来たら、コレは外せねぇ。
高級店では、いくらボられるか分かりませんので、今まで食した事のないアワビです。
2人で合計25皿も食べてしまいました。
これだけ食べても3000円以下、高級店では0がひとつ多くなります。
人付き合いが苦手で貧乏な豚耳は、回転寿司、アリだと思います。
一度このシンプルなシステムを体験したら、板さんの顔色を伺いながら食べるなんてできませんな。
便利な世の中になったもんだ。
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