豚耳さんぽ

やあ (´・ω・`)
ようこそ、豚耳さんぽへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このブログを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このブログを作ったんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。

宇都宮二荒山神社         訪問日2016年1月1日



旧年中は大病を患ったのと、締めくくりの日に大変嫌な思いをしたので、新年を気持ち良く迎えるため、あることを思いつきます。

『そういえば今まで不幸続きだったのは、初詣に行かなかったせいじゃね?、新年を迎えるにあたって、改心して神様にゴマをするのが得策じゃね?』


そうと決まれば、年越しで働かせているカミさんを迎えに行き、その足で由緒正しき有名な『宇都宮二荒山神社』向かいます。

『仕事で疲れて、足が生まれてのバンビなんだけど』

神社の境内には、長い階段を昇って行かなければなりません、嫌がるカミさんを何とか宥め初詣に出発です。

『帰りに屋台で食べたいモン買うてやる。』


深夜の参拝客も落ち着いた時間といえども、それなりに参拝客の数は多いです。

階段の下から神社の写真を撮ろうと、スマホを取り出し構えると、スカートを履いた美女の集団が、目の前の階段を昇って行きます。

『こいつは新年から縁起が良いや♪』

ふと気付くと、何やら鋭い視線を感じます。

『ヤバイ、ポリ公や…』慌てて構えたスマホを、ポケットにしまい込みます。


屋台を物色しているカミさんを捕まえ、美女集団のあとから階段を昇って行くと、突然カミさんが後ろから肩を掴んできます。

『もう足が乾燥昆布なんだけど』

重みで階段から落ちないよう、少し前屈みになります。

『ヤバイ、ポリ公が付いてきている』

完全にマークされてしまったようです。






そんな訳で写真のないまま、やっと参拝です。

せっかくの新年の初詣です、お賽銭もいつもより奮発して、財布から100円玉を取り出し、賽銭箱に投げ入れます。

『これからもカミさんと、楽しい思い出が作れますように…あと、このお巡りさん何とかしてください。』

ポリ公のせいで肝心なお願いをするのを忘れちまったい。






参拝を済ませると、何やら長い行列ができています。

前の様子を伺うと、何やら番号を伝えてお金を払っています。

一昔前の売春宿と同じシステムですね。気にいった女の子を選んで、お金を払って連れ出すシステムらしいです。

お巡りさんのマークも離れたようだし、豚耳も好みの女の子を選んでみたいと思います。

『色白で乃木坂46の生駒ちゃん似の、あの子がいいな…』


少し緊張気味に、好みの女の子を伝えます。

『す、すいません。右から8番目の子…』

『8番でよろしいですね?1000円になります。(笑顔)』

『やべえ、この子も可愛ええ。』チェンジするか迷っていると、何やら白い袋に入った物を渡されます。






興奮で鼻息を荒くし、行列を抜けだし人気のないトコで中身を取り出すと、交通安全の御守りです。

『やられた!まんまと騙された!』

理由が理由なだけに、お巡りさんに被害届けを出すわけにいきません。逆に買春で私がパクられる可能性もあり、完全に泣き寝入りするしかないようです。



新年早々災い続きで今年も思いやられます。こうなったら家に帰って、ふて寝しようと決めると、カミさんのダメ押しのひと言が…。

『屋台寄らねーのかよ。』

足が乾燥コンブのように、折れそうなくらい疲れている人とは、思えないほど元気良く屋台に向かって歩いて行きます。

ひょっとして、『足が酢コンブ臭い』の聞き間違いだったのでしょうか。







普段なら約束は守らないのですが、今回は仕方ないので、辺りの屋台を物色します。

さすがに神社前の広場は、テキ屋業界の一等地なだけあって、テキ屋の数も多く、どれにするか迷ってしまいます。

こんな時こそ、食べログで検索です。


『なになに…石段前の屋台は、品数豊富でサービス満点。…だと』






確かに覗いてみますと、大小豊かな熊手が並んでおります。

当然ながらお目当ての屋台はココではありません。





何やらカミさんが気になるお店を発見したようです。そういえばカミさんの趣味は、鶏皮を口の中に放張り、一時間ぐらい口の中で噛み続けるというものです。

鳥の身になると考えられないほどの地獄ですね。





自由に味付けができるので、甘辛ソースとニンニクをたっぷり掛けました。

これで消費税込みで500円です。

ちなみに豚耳は、まったく興味がないため、このへんのレポはいい加減です。





さらに歩いて行くと、ソースが焦げるような良い香りが辺りを漂っています。

近付いてみると、豚肉が所狭しと並んでいて、鉄板の上では調理が始まっています。

『エエッ!お好み焼きに焼きそばなんか載せるのかよ!』そう思ってる間に、出来上がりです。

『お待ちどぉ!500円!』





もう一度お店をよく見ると、『広島風お好み焼き』と書いてあります。

広島さんが作った大阪風お好み焼きだと勘違いした豚耳が悪いようです。




今年も最悪な年になりそうです。